葛飾北斎の『富嶽三十六景』を彩る鮮やかなブルー ”ベロ藍”!実はドイツで誕生した偶然の産物? (1/3ページ)

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葛飾北斎の『富嶽三十六景』を彩る鮮やかなブルー ”ベロ藍”!実はドイツで誕生した偶然の産物?

悠然とそびえる富士山と、それを臨む土地の人々の営みを描いた葛飾北斎の『富嶽三十六』。当初は36枚で構成される予定だったが、売れに売れたため10枚追加となり、全46枚揃のシリーズとなったというエピソードが残るほど大人気だった。

その人気は国内だけにとどまらず、海を渡りゴッホやモネ、ドガ、ゴーギャンといった名立たる西洋美術の画家たちに影響を与え、19世紀後半のヨーロッパにおいて、ジャポニズムと呼ばれる日本美術ブームを巻き起こした。

『富嶽三十六景』の魅力の一つがベロ藍と呼ばれる鮮やかなブルーだ。「北斎ブルー」とも称されるベロ藍とはどんな色だろうか。

赤色を作るつもりが何故か青色?実は偶然の産物だった「ベロ藍」

ベロ藍は18世紀の初頭にドイツのベルリンで誕生した。ある日、とある染料職人が赤色の絵の具を作ろうとしたが、必要な材料を切らしていたため、同業者から借りて絵の具の調合を進めた。

すると、どういうわけか赤ではなく正反対の真っ青な化合物が出来上がり、ベロ藍の誕生したのだった。

後日、なぜ青色になったのかを研究したところ、借りてきた材料はその同業者が独自に調合したもので、動物の血液が含まれていたことが分かった。

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