佐藤健「原点」だった『仮面ライダー電王』が「NHK国民投票」を経て二冠達成!人気の理由と「10年の空白」の感動 (2/3ページ)

日刊大衆

 ちなみに、明るいギャグやコミカルな演技などが好評ですが、実際は“人の記憶こそ時間”をテーマにしたSF作品でもあり、本筋はかなりシリアスです」(特撮ライター・トシ氏=以下同)

「『電王』は「俺、参上!」「最初からクライマックスだぜ!」というキャッチーな決めセリフや、イマジンのコミカルさなどから大ヒットを記録。

 そのあまりの人気ぶりで、テレビ本編終了後も後日談や特別編など新作が制作される機会も多く、昨年8月にも映画『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』が公開。

 いわゆる“オールライダー大集合”的な作品への登場率も非常に高かったのだが、生身の佐藤健は08年映画『さらば電王』で卒業し、18年の『平成ジェネレーションズFOREVER』でおよそ10年ぶりに復活した。これが事前告知なしの完全サプライズ出演で、観た人は驚愕と感動に打ちのめされたのは記憶に新しい。

 佐藤は「『仮面ライダー電王』は僕にとってほぼゼロから全てを教えていただいた僕の原点」と、のちにコメントしている。

■佐藤が再出演しなかった本当の理由

「17年に東京バルト9で行われた10周年イベントは、佐藤には打診すらなかったそうですが、2号ライダー・ゼロノス役だった中村優一(34)が電話した結果、生電話出演したこともあります。“声を大にして言いたいのは、(イベントに)呼んでよ。知らなくてさ。一週間くらい前にニュースで知りましたから”と、当時佐藤は嘆いていました。

 しかし、実は佐藤は売れっ子になったから呼ばれなかったわけではなかったんです」

 ネットではこれまで「売れっ子になり過ぎてオファーがかけられなくなった」「佐藤や事務所がNGを出している」という説もあったが、19年1月に行われたLINE LIVEで佐藤は、『平ジェネFOREVER』出演の裏側を明かした。

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