よく見かける「盛り塩」に込められた意味は?日本神話に通じる由来も紹介します (3/4ページ)

Japaaan

力士が取組前に塩をまくのも、土俵を清めるため(イメージ)

ところで、盛り塩が三角錐になっているのは、単に盛り上げた時のバランスが最も安定しているのもそうでしょうし、合わせて神様が降り立ち、依り代とする柱を象(かたど)っていると考えられます(そこで神様は一柱、二柱……と数えます)。

神様が降り立つ場所であれば、当然そこは清らかでなくてはなりませんし、清浄を象徴する塩で作られていれば間違いないでしょう。

清らかな塩で盛られた安定感抜群の三角錐。盛り塩はそこが清らかな場所であり、最高の状態でお客様を迎える意思表示のツールとして、現代も人々に愛され続けています。

皇帝の寵愛を狙う美女たち

さて、そんな盛り塩の起源ですが、他にもちょっと面白い説があったのでそちらも紹介しましょう。

今は昔の太康元年(280年)、中国大陸を統一した(しん。西晋)王朝の初代皇帝・司馬炎(しば えん)は、大層な女好きで、後宮(日本で言う大奥)に1万人もの美女を搔き集めました。

「よく見かける「盛り塩」に込められた意味は?日本神話に通じる由来も紹介します」のページです。デイリーニュースオンラインは、盛り塩日本神話神道雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る