おごれる道長に鉄拳制裁!平安時代、藤原道長を殴り飛ばした女官のエピソード (3/3ページ)
終わりに
「これはきっと、物の怪(け)に憑かれたに違いあるまい」
殴られた腹いせで女性を処罰するというのは、男性として実にカッコ悪いと思ったのか、けっきょく道長は藤典侍を不問に処したということです。
こうした物の怪に憑かれた女性の暴行被害は道長だけではなく相次いでいたそうで、当時の社会不安や貴族界でのピリピリした空気が影響していたのでしょうか。
「裏でコソコソしてんじゃねぇ、気に入らないなら堂々と殴り合え!」
陰湿な政争や堅苦しい貴族社会に対するストレスが、彼女たちを暴行に走らせたのかも知れませんね。
※参考文献:
繁田信一『殴り合う貴族たち』角川ソフィア文庫、2008年11月 堀江宏樹ら『乙女の日本史』東京書籍、2009年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan