同級生から性的暴行を受けた女子高生がなぜか停学処分に 加害者の男子生徒は自供して起訴へ (1/3ページ)

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 学校で生徒が悪さをすれば、罰則が与えられるのは当然の結果だ。海外では、とある高校の罰則判断が、物議を醸しているようだ。

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 米ノースカロライナ州の高校で、同級生から性的暴行を受けた女子生徒が、「ウソの報告をした」として学校側から停学処分を言い渡されたと、海外ニュースサイト『WBTV』『Daily Beast』などが11月5日までに報じた。

 報道によると、同州シャーロットの高校に通う15歳の女子生徒Aは、新学期が始まった9月ごろ、女子トイレで性的暴行を受けたという。加害者は同級生の男子生徒だ。男子生徒は、トイレに入ったAの後をつけ、Aをトイレの個室に押し込んだそうだ。男子生徒はAの胸をまさぐり、下着の中に手を入れて下半身を触るなどした。こうした嫌がらせは数週間にわたり続いたという。

 A以外にも、男子生徒からセクハラを受けている女子生徒がもう1人いた。被害者に遭った女子生徒2人は一緒に、一連の出来事を教頭に報告。教頭は警察に通報したそうだ。

 警察の捜査が開始され、取り調べを受けた男子生徒は性的暴行を認めた。逮捕されたかは不明だが、2人に対する性的暴行の罪で起訴されたという。男子生徒の起訴からほどなく、教頭からAの母親宛てに連絡が入った。教頭によると学校側の調査では、Aの主張する「性的暴行があった」という証拠が見つからなかったそうだ。教頭は、逆にAが「性的暴行をでっち上げてウソの報告をした」と伝え、Aに1日の停学処分を言い渡した。一方で、男子生徒はおとがめなしだったと伝えられている。

 母親は教頭に抗議したが「警察の捜査と学校のシステムは無関係」と説明を受けたそうだ。母親は地元のテレビ局「WBTV」の取材に応じ、11月2日に本件がニュースで伝えられると、同校に通う生徒や保護者から抗議が殺到。翌日には、255人の生徒のうち100人ほどが授業をボイコットする事態に発展したという。騒動を受けて、学校側は再調査を行うと発表。現在、Aの処分は保留となっている。

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