「立ち止まるのは悪いことじゃない」アイドル・和田彩花が“好き”と“仕事”を両立できるワケ (4/4ページ)
だから、たとえば今自分が会社員で、現状維持か、好きなことに挑戦するかで迷っていたら、後者を取ると思います。今は昔よりも転職がしやすいし、独立したり、会社をおこす人も増えている。動きやすくなっているなあと感じますし、0から1を作る自分のタイプにも合っているので」
しかしその一方で、必ずしも自分の考えが全員に当てはまるわけではないとも語る。
「私の友達で、会社員として上司から指示を受けて働くほうが好きだし得意という子もいます。それって決して悪いことではないですよね。転職や起業が増えている状況をメディアで目にすると自分の価値観が古いものだと思ってしまうかもしれないけど、そんなことはない。自分は何が好きで、何ができるのか。それを自己分析することが大事だと感じます」
最後に、彼女にとって“好きなこと”はどのような存在なのか聞いてみた。
「好きなことを仕事につなげるかは別として、好きなことがあるから人生が楽しくなると思っています。どうしても人間って、社会全体や友達と比べて、自分のできないことが目についてしまいがち。だけど好きなことをしている時間って、そういうネガティブな感情から離れて自分と向き合えますよね。癒やされるし、心から楽しいと感じられる。そんなすてきな時間、人生を楽しんでほしいです」
取材後、「いつか世界中の美術館を巡りたい!」と今後の野望を教えてくれた和田さん。好きなことを語る彼女の顔はとても晴れやかで、まぶしく感じた。
好きなことを仕事にできる人は魅力的だ。だけど自分に置き換えたとき、必ずしもそれだけが正解ではない。どんな仕事をしているときの自分が好きなのか、自分には何ができるのか。たまには一息ついて休みながら、“好きなこと”とのバランスの取り方をゆっくりと模索していく。
そうした先に、彼女の言う「すてきな人生」があるのかもしれない。
和田彩花ファーストソロアルバム『私的礼讃』
女性アイドルグループ・アンジュルムを卒業し、ソロとなって初めてのアルバム。
和田さん自ら、収録曲の作詞を手掛けたほか、アートワークにも初挑戦した本作品。表題曲『私的礼讃』は、鼻歌混じりの軽やかなボーカルと、バンドの躍動感ある演奏が魅力の中毒性のある一曲です。
11月23日より全世界配信中