「立ち止まるのは悪いことじゃない」アイドル・和田彩花が“好き”と“仕事”を両立できるワケ (2/4ページ)
「当時に戻ったら、両立はしないと思います。美術史だけやりたいです。一番悲しかったのが、大好きな美術史の授業を早退したり、休んだりしなきゃいけなかったこと。先生の講義テーマは興味のあるものばかりだったのに、それを聞けなかったのが心残り。今やり直せるなら、学業を優先して、すべての授業に出たいですね」
■立ち止まることは「悪いことではない」
現状維持か、挑戦か。やりたいことか、やるべきことか。安定か、ときめきか。
年齢を重ねるごとに、仕事でも恋愛でも、人生の岐路に立たされる機会が増えていく。そして、そのたびに考える。どちらの選択が“正解”なんだろうか?
大学院との両立や休学、グループの卒業など、数々の節目を超えてきた和田さんは、選択の仕方をこう捉える。
「岐路に立たされた状態って不安が大きいですよね。精神状態も普段とは違うし、そこで選択するのってすごく危ないと思うんです。自分もパンクしていたときはそうだったので、ネットでいろいろと調べて、今は判断力が落ちているからまずはゆっくり休んで考えたほうがいいと学びました」
急いでどちらかを選択するのではなく、休息を取ることで、自分のやりたいことや未来を見つめ直すことができた。そう語る和田さんは、清々しい面持ちだった。
「自分の心と体を大切にするのが一番大事。だから、まずは立ち止まってみること。それは何かしらを辞めてしまうことにつながるかもしれないけど、辞めて落ち着いてから考えればいいんです。休むことや辞めることは決して悪いことではないし、体調が悪くても頑張って仕事に行ったり、第一線で活躍したりすることが絶対ではないと思うので」
30代が近づくにつれて「(心が)キリキリすることが多くなってきた」とも話す。それは、恋愛や結婚にまつわる話題が増えてきたことから。
「少し前の自分は、恋愛や結婚のことを聞かれるのがストレスで、それから逃げるために“仕事”という言葉を手段として口にしていました。そうすることでしか自分を守れなかったんですよね。だけど今は、プライベートをまったくなくすことがいいことではないと気づきました。