ヤクルト、日シリMVP・中村がFA流出の危機? コーチ人事のスピード発表は交渉時間確保が理由か (2/2ページ)

リアルライブ



 昨年の11月といえば、国内FA権を取得した山田哲人の慰留騒動でチームは大揺れ状態だった。同じくFA権を取得した小川泰弘、石山泰稚の説得にも時間を要した。

 「中村が新天地を求めるなんてことは考えにくい。でも、一発サインとはいかないかも。今季は規定打席到達者の中では、チームトップの2割7分9厘の打率を残しましたが、去年は不振で打率2割を切りました。3年以上の複数年提示は確実ですが、年俸面では大幅増は期待できないかも」(球界関係者)

 査定の話をすると、球団は「1年」では評価してくれない。その選手が3年以上続けて好成績を残さなければ、大幅昇給とはならないのが一般的だ。中村は去年の成績が悪すぎた。必要不可欠な選手であっても、例外を認めるわけにはいかないだろう。

 「中村とは時間をかけ、じっくり話し合わなければなりません」(前出・同)

 日本シリーズ第6戦は屋外の「ほっともっとフィールド神戸」で行われた。試合開始前、ブルペンに火鉢が運び込まれた。“極寒のシリーズ”を制した勝因が山田たちの慰留だとすれば、連覇のカギはこれから始まる中村との交渉にあるようだ。(スポーツライター・飯山満)
「ヤクルト、日シリMVP・中村がFA流出の危機? コーチ人事のスピード発表は交渉時間確保が理由か」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧