男心をまんまと手玉に…平安文学『伊勢物語』が描く、やんごとなき男女の恋愛ゲーム (3/4ページ)

Japaaan

何なら自分の手を煩わせることなく「結びなさい(着せなさい)」「ほどきなさい(脱がせなさい)」と命じてさえいるのかも知れません。

思わず生唾を呑み込んでしまう……何だか、すごい世界っぽいですね。

終わりに

三十七

昔、をとこ、色好みなりける女に逢へりけり。うしろめたく思ひけむ、
我ならで下紐とくなあさがほの夕影またぬ花にはありとも
返し、
二人してむすびし紐をひとりしてあひ見るまでは解かじとぞ思ふ

※『伊勢物語』より

たったこれだけの短い文章に、女性の心変わりを恐れて必死な男性と、それを手玉に取っている女性の駆け引きが目に浮かぶようです。

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