【鎌倉殿の13人】カッコよすぎる!謀叛容疑のピンチをチャンスに変えた畠山重忠の堂々たる答弁がコチラ (3/5ページ)
果たして11月21日、行平は重忠を連れて鎌倉に帰って来たのでした。
謀叛の疑いはかえって眉目……重忠らしい堂々たる答弁「……此度の謀叛容疑について、何か言いたいことはあるか」
頼朝公の懐刀として、嫌われ役を買って出た梶原景時。歌川国芳筆
重忠の取り調べに当たったのは梶原景時(かじわらの かげとき)。これまで多くの御家人たちを葬り去った憎まれ役として、皆から恐れられていました。
「……今後決して謀叛せぬと天地神明に誓いを立てる起請文(きしょうもん。誓約書)を進ずべし」
ここで並の御家人であれば、自身の潔白を証明したい一心で「ハイただちに!」とばかり起請文を書いたのでしょうが、重忠は一味違います。
「この重忠ほどの勇士であれば、武力に任せて強盗などはたらいたと言われるのは不名誉ですが、謀叛の風聞が流れるのは鎌倉殿と互角に評価されたのと同じですから、かえって眉目(びもく。名誉)と言うべきです。
もちろん謀叛など企てようはずもありませんが、つまらぬ噂が流れるのは不運と言うよりありません。
ちなみに、起請文なんてモノはその言葉が信用できない者に対して求めるものですが、この重忠の言葉に嘘がないことは、天地神明はもちろん、日ごろから誰もが知っていることですから、出す必要などないでしょう。