「結婚して!」と毎日電話。遠距離恋愛で自爆した恋の話 (3/3ページ)
不安が絶頂に達した私は決めました。
「そうだ、婚活しよう!」
彼はまだ若い。私みたいな結婚に焦る30代女性なんかより、もっと若い子と出会って恋愛を楽しんでほしい。
そう勝手に決めつけて私は婚活を再開することにしたのです。
すぐに電話で彼に伝えました。
「私たち、別れよう」
「は?」
しばらく沈黙の時間が続いたのち、彼が半笑いで「まあ、あなたがそう思うならそれでいいよ」と言いました。
さすがに彼も驚いたと思います。昨日まで「結婚して〜結婚して〜保証が欲しい〜」とゾンビのように迫っていた女がいきなり「別れよう」と言ったのだから。
こうしてハイスぺ商社マンとの恋愛は終焉を迎えました。
■まだまだ暴走は止まらない
実はこの話には続きがあります。
暴走車の私は止まることができないのです。ガードレールに激突しようが、バンパーが大破しようが、エンジンが壊れない限り走り続けます。
2週間後、私は彼と別れたことを後悔したのです。
今思えばなんで別れようと言ったのか。きっと「そんなこと言わないでおくれよ。結婚しよう」と言って欲しかったのだと思います。
そして彼に電話をかけました。
「別れようって言ったけど、やっぱりまだ好き。もう一回付き合ってほしい」
「は?」
■イタい恋から得た教訓「恋愛の前に自己肯定感を高めよう」
恋愛は「自分が自分をどう捉えているか」が全てです。
「私は愛されない存在だ」という思い込みがあると、どんなに大切にしてくれる人と付き合っても「いつか彼に捨てられてしまうのではないか」と不安になってしまうのです。
その不安を払拭するために起こす行動はたいてい間違っていて、恋愛を自ら壊す結果になります。失恋の経験が増えるほど思い込みは強くなり、負のループから抜け出せなくなるのです。
この経験から「私の恋愛は何かがおかしい」とさすがの私も気づき、自分と向き合い自己肯定感を高めることができました。自己肯定感を高めることで、こんなにも穏やかな恋愛ができるのかと驚くばかりです。翌年知り合った夫とは結婚8年目の今も良好な関係を築いています。
(文・kana、イラスト・菜々子)