「意志が弱い」はまちがい 努力が続かない人の真の問題点 (3/3ページ)
今の若い方々は僕らが若かった頃と比べても意識が高いですし、世の中のことを真剣に考えています。僕の頃なんてバブルでしたから、みんな自分のことしか考えてなかったですよ(笑)。それと比べると今の方々は本当にすばらしいです。
一方で、自分の欲望を率直に出すのは苦手なようにも感じます。「わがままリスト」を作る時は、「人のためになるか」とか「世の中の役に立つか」という観点は脇に置いておいて、自分自身の欲望に忠実になっていただきたいです。誰かに見せるものではないですしね。
――今のお話にあった「リスト系」の自己啓発と今回の本の違いとも関係すると思いますが、「わがままリスト」を作ることでどのように人生が変わっていくのでしょうか。
山岸:まず「やりたいこと」を100個書き出すというお話をしましたが、書き出したらそのうちの「すぐに叶えられること」をやってしまうんです。そうすることで「今すぐできることを放置しつづける自分」から卒業できますし、「自分はやりたいことを実行して叶える人間です」というのが意識の奥深くにメッセージとして伝わって、本来持っていた夢を叶えるエネルギーが戻ってくるんです。
やりたいことはあるのに実行に移さず溜め込んでいる状態を、この本では「夢詰まり」と呼んでいるのですが、すぐできることをやってしまうことで、この夢詰まりは解消されて、やりたいことがまた新しく浮かび上がってくる。これを繰り返すことでだんだんと自分の内側から湧き出てくる「本当にやりたいこと」がわかってきます。そうなると冒頭でお話しした「適切に目標を設定できない人」ではなくなってくるんです。
本来持っていたエネルギーを取り戻すことができることと、純度の高い夢が内側から湧き上がってくること。この2つで人生は変わります。
――最後に、この本の読者の方々にメッセージをお願いいたします。
山岸:今、なかなか大変な社会情勢のなかで、若い方々を中心に将来の希望を持てなかったり、先の人生楽しく生きていけるのか不安だったりと、閉塞感に悩んでいる人はいらっしゃると思います。この本はそういう人にこそ読んでいただきたいです。
最初にお話ししたように、時代が変われば幸せに生きる方法も変わるのですが、まだそこに対応した方法を教えてくれるものがない状況です。今後新しい時代にふさわしい生き方、考え方、ノウハウを教えてくれる本が出てくるはずですが、この本で提唱している「わがままリスト」もその一つです。ぜひ読んでいただいて、今より少しでも人生をいい方向に動かしていただけたら嬉しいです。
(新刊JP編集部)