〈監修・河野俊一氏にきく-3〉「どの子どもでも、基礎をしっかり身につけるから成果が上がるんです」 (2/5ページ)
乱れた字形のままでは子どもも学習が楽しくないし、ステップアップは期待できないのではないでしょうか。手本どおりの「8」を書くことがいかに大切かを伝えていきたいと思っています。
Q この学習ドリルの元になった教材をエルベテークの教室でどのように使っていますか?
A 私たちの教室では、スタート時の25年前から一般の子どもとともになんらかの「発達の遅れ」を抱える子どもたちも学んでいます。言葉が話せない子、多動の子、なかなか覚えられない子、さまざまです。いわゆる「学習障害」の子どもも通っています。
共通するのは、相手の目や物の形をしっかり見続けられないこと、そして最後まで話を聞けないこと。我慢強さ、粘り強さの力も不足している。ところが、「書く」練習を通して、相手の話を聞き、物の形をとらえる力が少しずつ育ちます。それは、どんなハンディをもっていても共通していますね。
Q では、これは「発達の遅れ」を抱える子どものためのドリルなのでしょうか?
A それは違います。これまでの指導経験を振り返って、私はむしろ「『発達の遅れ』をもつ子どもに対し効果的な指導法は一般の子どもにはより効果的だ」と考えます。ですから、幼児期の子どもたちすべてに使えるドリルだと思います。実際、このドリルが紹介している基礎的な学び方をしっかり練習した子どもの多くは学習面で成績が上がっただけでなく、生活面でも積極的で穏やかな性格の子どもに成長しました。そこに答えがあるのではないでしょうか。
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『[力をひきだす、学びかたドリル]❶ 「書く」からはじめる せん、すうじ・かず』の特徴
■「子どもに教えるのが難しい……」「どう教えたらいいのか、わからない」「親の言うことを聞こうとしない」「苦手なことはやろうとしない」「極端に字が汚い」……。そんな親や大人の悩みに応える“学びの原点ドリル”。