成田凌「スタカレー」と「埼玉」を愛する一途な性格 (3/3ページ)
四川を旅行した客からお土産で、当時はそこまでメジャーではなかった豆板醤を大量にもらった店主。使い途を思案するうち、今のスタミナ餡の前身ができた。そして、常連である近所の埼玉県立浦和高校の生徒たちに試食をさせた。一発で彼らも気に入ったが、いろいろ意見も言ってきたので、それを聞き入れ、数年間改良を重ねた結果、今の味に定まったという。
筆者は何度か同校の取材をし、著名OBたちにもインタビューしてきた。そこでは必ずと言っていいほどスタラー・スタカレーの話が出る。まさに拙著『名門高校 青春グルメ』(辰巳出版)、その鑑なのだ。どうってことないのに癖になる味。そして、いまだに双方450円という安さ! 成田もスタカレー目的で地元にもしょっちゅう帰るという。売れっ子になっても愛する「スタカレー」を目当てに通い続ける成田。もしかしたら女性に対しても、一途な性格かもしれない。
(取材・文=鈴木隆祐)