薬物検査やワクチンのため、アメリカでカブトガニの青い血液の需要が増え絶滅が危惧される (4/5ページ)

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 しかしチャールズ・リバー・ラボラトリーズ社は、その安全性を証明するには、まだまだ研究が必要だと主張。

 くわえて、釣り餌としてのカブトガニの使用を禁止する取り組みを支援するなど、「健全なカブトガニの生息地を守る」ための活動も行なっていると述べている。

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BLUE BLOOD | Horseshoe Crab Harvesting and Extracting Blue Blood For Biomedical Research

 デラウェア湾の生態系について詳しい生物学者のラリー・ナイルズ氏は、こうした企業や政府の態度には本質的な矛盾があると話す。

 彼らは保護種ではないカブトガニなど、まるで価値がないものとみなしている。その一方で、57兆円の産業にもなったその血液に大きな価値を見出しているのだ。

 じつのところカブトガニは、「東海岸でもっとも価値のある海洋生物の1つです」とナイルズ氏は述べる。

 こうしたカブトガニ保護の機運の高まりを受けて、アメリカがカブトガニの保護へ向けて舵を切るのかどうか、今のところわからない。

 血液に代わる代替試験薬には、性能とコストの両面でメリットがあることを企業が気づいてくれればと。保護派の人たちは期待している。
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