愛妻に隠し事はできない…後醍醐天皇の討幕計画を洩らしてしまった土岐頼員の失態 (3/3ページ)
「どうか、どうか夫だけはお見逃し下さいまし!」
「よう知らせてくれた、これで主上(天皇陛下)を唆す賊どもを一網打尽ぞ!」
果たしてその夜の内に謀叛人らを襲撃、討幕計画はあえなく阻止されてしまったのでした。
終わりに妻の情報提供に免じて許されたのか、頼員が処刑・処罰された様子はないものの、その後表立った記録がないことから、もしかすると皆に合わせる顔がなかったのかも知れません。
「……あなたが生きていてくれただけで十分。私は、これでよかったと思います」
鎌倉幕府を倒し、建武の新政をしいた後醍醐天皇。Wikipediaより
しかし、後に鎌倉幕府が滅亡して後醍醐天皇による建武の新政が行われると、頼員たちは(生きていたとしたら)冷遇の憂き目を見たことでしょう。
それでも妻の愛情が変わらなかったことを、切に願うばかりです。
※参考文献:
「歴史の真相」研究会『おもしろ日本史大全』宝島社、2021年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan