シュレーディンガーのクマムシ?生物史上初「量子もつれ」化に成功 (3/4ページ)
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・クマムシを量子もつれ化させることに疑問の声も
量子もつれ生物が誕生するという驚愕のニュースだが、専門家からは疑問の声も上がっている。
たとえばライス大学のダグラス・ネーテルソン教授は、研究グループが「どれだけ真剣なのかわからない。ふざけているのか?」と記している。
また物理学者でサイエンスライターのベン・ブルベイカー氏は、Twitterで次のように説明する。
「量子ビットは電気回路なのだから、その隣にクマムシをおけば、電磁気力の法則で影響を受ける。そんなこと150年以上前から知られている。」
つまり量子ビットとクマムシとの間に起きた現象は、量子力学的な意味での量子もつれではなく、古典力学的な相互作用でしかない疑いがあるということだ。
今回の研究論文は、まだ未査読の段階だ。それが本当に科学的に意義のある研究であるかどうかは、これから専門家が判断することになる。
とは言え、実験開始から420時間後に温められたクマムシは、蘇生して、何事もなかったように過ごしていたという。
これについて研究グループは、「複雑な生命体が生存できる条件」の新記録であると指摘する。ならば、新たなるクマムシ最強伝説が誕生したとは言えそうだ。