【話題】ドラマ「相棒20」元日SPに関して脚本家・太田愛先生が気持ち表明「とても申し訳なく思います」 (2/3ページ)

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以下は、太田愛先生の公式ブログに書かれたコメントの一部引用である。

・太田愛先生のブログコメント(一部引用)

「右京さんと亘さんが、鉄道会社の子会社であるデイリーハピネス本社で、プラカードを掲げた人々に取り囲まれるというシーンは脚本では存在しませんでした(中略)。同一労働をする被雇用者の間に不合理なほどの待遇の格差があってはならないという法律が出来ても、会社に勤めながら声を上げるのは大変に勇気がいることです。また、一日中働いてくたくたな上に裁判となると、さらに大きな時間と労力を割かれます。ですが、自分たちと次の世代の非正規雇用者のために、なんとか、か細いながらも声をあげようとしている人々がおり、それを支えようとしている人々がいます。そのような現実を数々のルポルタージュを読み、当事者の方々のお話を伺いながら執筆しましたので、訴訟を起こした当事者である非正規の店舗のおばさんたちが、あのようにいきり立ったヒステリックな人々として描かれるとは思ってもいませんでした。同時に、今、苦しい立場で闘っておられる方々を傷つけたのではないかと思うと、とても申し訳なく思います。どのような場においても、社会の中で声を上げていく人々に冷笑や揶揄の目が向けられないようにと願います」(引用ここまで)

・太田愛先生の人柄の良さが垣間見える

太田愛先生は「脚本が撮影現場でかわっていくことはよるあることで、今回も楽しいアドリブ満載でした」とドラマのデキの良さやアドリブ、新たなシーンの追加に理解は示しつつも、上記のように、今回のシーンによって傷ついた人がいるのではないかと、不安な声をあげている。

太田愛先生の人柄の良さ、人を大切にする温かさ、そして表現を大切にする真摯な気持ちが垣間見える。脚本家が放送直後にネガティブな表現内容に関して言及することは稀であり、よほど、追加シーンに心を痛めたのではないだろうか。

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