光を使ったブレインコントロール。脳機能を完全に制御、記憶の消去も可能に (3/4ページ)

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青色光を消せば、小胞が散らばり、すぐに元の状態へ戻る(左図)image credit:Institute for Basic Science・細胞を傷つけることなく実験が行える
 特に重要なのは、オプト・vトラップによる操作は、一時的な効果しかないということだ。

 これまでの類似の技術では、シナプス小胞を傷つけてしまい、ニューロンが最大24時間も機能しなくなってしまう。これでは時間に制約のある実験には不向きだ。

 ところがオプト・vトラップの場合、シナプス小胞が働かなくなるのはほんの15分程度。1時間もあれば、ニューロンは完全に回復する。

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photo by Pixabay

・マウスの恐怖記憶を消去することに成功
 これによって神経伝達物質の放出を直接制御できるようになった。つまり脳の機能を自由にコントロールできるということだ。

 今回の実験では、培養した細胞や脳組織のスライスでオプト・vトラップの有効性が確認されただけでなく、生きているマウスに植え付けられた恐怖記憶を一時的に消去することにも成功している。

 この技術は、複数の脳領域が示す相互作用の解明など、脳科学のさまざまな分野で活躍してくれるだろうとのこと。

 また研究だけでなく、てんかんや筋肉の痙攣といった脳に起因する病気の治療や、皮膚組織拡張技術などにも応用できると期待できるそうだ。

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