ガソリン暴騰だけじゃない!2022年「暮らしの家計」はこう変わる!値上げ地獄シミュレート

日刊大衆

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 ガソリン価格の高騰が、庶民の暮らしに大打撃を与えている。

「昨年1月に136.1円だったレギュラーガソリンの小売価格は、年末が近づくと169.0円まで上昇。その後も高値で推移しています。灯油価格も同様に推移していて、厳冬期に暖房代がかさみそうです」(経済誌記者)

 その背景にあるのは、原油価格の高騰だ。経済アナリストの森永卓郎氏が言う。

「コロナ禍の景気対策として、各国政府は金融緩和、つまりお金をばらまいてきました。その投機マネーが資源などの先物取引に向かい、原油価格をつり上げているんです。いわば“マネーゲーム”です。石油は物流をはじめ、あらゆる産業に必要ですから、その影響は食料品にも及んでいます」

 皮肉なことに、コロナ禍の収束が苦境に追い打ちをかけそうだという。

「世界経済は回復傾向にあり、米国の昨年11月の消費者物価指数は、前年同月比6.8%増と、39年ぶりの高水準でした。そのため、インフレを懸念する欧米の中央銀行は金利を上げて、物価を抑え込もうとしています」(前出の経済紙記者)

 ところが、日本政府の動きは正反対だという。

「そもそも、日本経済は回復の流れに乗っていません。昨年7〜9月期の実質経済成長率は、東京五輪が開催されたにもかかわらず、マイナスでしたからね。加えて国債発行高が1000兆円を突破したため、利息の支払いを抑える必要があり、金利の引き上げはできません。今後は円を売ってドルを買う流れが加速しそうですね」(前同)

 円安が進むと、輸入品が割高になるため、値上げラッシュは止まらない。

「牛丼が分かりやすいですね。米国産牛肉の値上がりと、原油高による輸入コストの上昇が直撃。松屋、?野家に続いて、昨年末、すき家も『並盛り』の50円の値上げに踏み切りました。今年も山崎製パン、東洋水産、日本ハム、醤油のキッコーマンなどが値上げを表明しており、食卓は大打撃を受けそうです」(同)

 また、企業の給与格差が広がりかねないという。この続きは1月7日発売の『週刊大衆』1月24日号で。

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