部活の練習を欠席、バツとしてピザを完食した学生の両親が激怒 コーチと学校を訴える (1/3ページ)

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 学校では、ルールを破れば罰則が与えられることもあるだろう。海外では、生徒に罰を与えた結果、数億円規模の訴訟に発展してしまうことがあるようだ。

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 アメリカ・オハイオ州の高校で、罰としてピザを食べさせられた男子高校生の両親が激怒、宗教的にも精神的にも侮辱されたとして、慰謝料などを求めて学校側を提訴したと、海外ニュースサイト『Daily Mail』『Law and Crime』などが1月3日までに報じた。

 報道によると2021年5月24日、同州のとある高校のアメフト部は、体育館で筋トレ練習をしたという。このとき、同部に所属する当時17歳の男子生徒Aは、一人だけコート中央に置かれたイスに座らされ、ペパロニピザを食べさせられたそうだ。Aは4日前に行われたウエイトリフティングの筋トレ練習を欠席。アメフト部では筋トレ練習への参加を必須としているそうだ。練習を欠席した罰として、コーチはペパロニピザを、丸ごと1枚食べるようAに命じたという。

 のちにAはピザを食べさせられたことを両親に報告。両親は激怒したそうだ。Aの家族はアフリカ系アメリカ人でユダヤ教徒だ。ユダヤ教は豚肉食を禁じている。ペパロニはピリ辛のドライソーセージのことで豚肉が使われている。Aによると、コーチらは豚肉を食べられないAの宗教事情を知っていたという。さらに、4日前の筋トレを欠席したのは肩のケガが理由だったそうだ。なお、Aが事前に欠席の連絡を入れていたのか、コーチに肩のケガを説明していたのかなど、詳細は報じられていない。

 両親は、チームメイトの前で辱めを受け、宗教の自由、憲法上の権利に違反したと主張して学校側に抗議し、しかるべき対応を求めたそうだ。同年6月3日、学校側はアメフト部のコーチ、アシスタントコーチ、筋トレを指導していたコーチら計6人を解雇した。

 なお、解雇されたコーチ6人は名誉棄損だとして、Aの父親と学校を訴えている。コーチらの話では、無理やりAにピザを食べさせていないそうだ。

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