空気中には動物のDNAが漂っている。吸い込んで採取したDNAから動物を特定することに成功 (3/4ページ)

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image credit:Christian Bendix

・動物園で飼育されている動物以外のDNAも混ざりこんでいた
 集められた環境DNAのほとんどは、動物園で飼育されている種のものだった。

 しかし中にはイヌやネコ、ネズミのような園内で飼育されていない動物や、飼育動物に餌として与えられている魚のDNAも見つかったという。

 「空気はあらゆるものに触れるので、そこが難しいところです。つまりサンプルが汚染されるリスクが高いのです」と、研究グループのクリスティーナ・リンガード博士は説明する。

 そのため、それが動物園で飼育されている動物のDNAなのかどうかきちんと区別するために、検査はきわめて厳密な手法で行う必要があるという。

 他方、ロンドン大学クイーン・メアリー校のグループも、ハマートン動物公園で同様の調査を行っている。

 こちらでは、園内の70ヶ所で空気を吸い込んだところ、25種の動物DNAを採取することに成功。

 そのうち17種は園内で飼育されている動物で、残りは周辺で生息する野生動物のものだった。中には絶滅危惧種であるハリネズミの一種のDNAもあったという。

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・生物多様性を保全する為の強力なツールに
 こうした環境に残されたDNAの分析は、特に水の中の生物を探るためによく使われる方法だ。

 だが今回の研究は、空気中に漂う環境DNAもまた、陸上の動物を把握するうえで有力な手がかりになるだろうことを示している。
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