トンガの海底火山噴火の爆発力は広島型原爆の500倍以上。噴煙は成層圏にまで達していた (3/4ページ)
[動画を見る]
Satellite pictures show huge Tonga volcano blast
トンガを構成する島々は、地球の「沈み込み帯」に沿うように位置している。噴火したフンガ・トンガ‐フンガ・ハアパイ島も、それによって形成された活発な火山弧の一部である。
じつはこの島はもともと2つの島だった。2014年から15年にかけて噴火が起き、フンガ・トンガ島とフンガ・ハアパイ島の間で海底が隆起。新しく誕生した島は、最終的に両島とつながって1つの島になった。
現在フンガ・トンガ‐フンガ・ハアパイ島は噴火によって完全に破壊されてしまっている。
[画像を見る]
だが、島が破壊されてしまったのは、こうした島の成り立ちが関係していると考えられるようだ。
ガービン氏によると、島が海底から隆起するとき、その下で液体のままのマグマが網目のように広がった。
今回の爆発では地形が変化して、そこに海水が流れ込んだ。これが島の破壊につながったと同氏は推測する。
「液体マグマ1立方キロメートルに1トンの海水が流れ込めば、状態は急激に悪化します。」・噴火自体は小さかったのに大きな爆発が発生した謎
その破壊力は恐るべきものだが、意外にも噴火自体は比較的小さなものだったと、ポーランド氏は話す。
そして、それは私たちにとって幸いなことだ。気候への影響が限定的と考えられるからだ。1991年のピナトゥボ山(フィリピン)では数時間にわたって噴煙と火山灰が噴出したが、今回の噴火は1時間も続かなかった。