主+水でなぜ「主水(もんど)」と読むの?天皇陛下の飲料水を管理する役職に由来するその語源 (4/4ページ)
炎天下、少しでも氷をとかさないよう運ぶのは、さぞかし神経をつかったことでしょう。
終わりにこうした人々の手によって、例えば天皇陛下のふだん飲まれる水や、ご不例の時に召しあがるお粥、そして夏の暑さをしのぐための氷などが提供されたのでした。
そう考えると蛇口をひねれば水道水が出て、レトルトパックでお粥が食べられ、製氷機で簡単に氷が作れる現代社会の便利さが身に沁みることでしょう。
主水を名乗る歴史人物のほとんどが自称ですが、もし今後「主水」の名を見聞きしたら、是非とも先人たちの苦労を偲んでもらえたらと思います。
※参考文献:
松村明 編『大辞林 第三版』三省堂、2006年10月 国史大辞典編集委員会 編『国史大辞典第13巻 ま-も』吉川弘文館、1992年1月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan