謎の音波障害「ハバナ症候群 」は外国勢力の攻撃の可能性低い。CIAの中間報告 (2/3ページ)
例えば集団パニックなどの影響などだ。
ただし、一連の事件の発端となった2016年のハバナ米大使館職員の事例など、20数件の事例については引き続き調査が行われている。外国勢力が関与した可能性を否定できないからだ。
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・きちんとした調査がなされていない。各方面から非難の声
こうした説明に対して納得がいかない関係者も多いようだ。
ある人物は、NBCに対して「CIAが勝手に空振りしただけだ」と述べ、国防総省などの他機関と連携した捜査が行われていないことへの不満を口にする。
またハバナ症候群の被害者を代表するある団体は、声明の中で「CIAの新しい報告書は、”暫定的”と銘打たれており、別の説明がなされる余地は残されている」とし、「中間報告書がCIA全体の総意を表すものですらないと信じる理由がある」と述べた。