5種の薬剤カクテル療法でカエルの手足を完全に再生させることに成功。再生医療に光明 (2/4ページ)

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アフリカツメガエル image credit:Pouzin Olivier

・5種の薬剤カクテル療法で、カエルの手足の再生に成功
 そこで、アメリカ、タフツ大学のニローシャ・ムルガン氏率いる研究チームは、アフリカツメガエルの手足を復元させる試みを行った。

 カエルの手足の切断面に、薬剤を混ぜたシリコン製のキャップ(バイオドーム)を被せて密封した。

 バイオドームには5種類の薬を混ぜた絹タンパク質ゲルが仕込まれている。それぞれの薬には、「炎症の抑制」「瘢痕組織を作るコラーゲン生成の抑制」「神経組織・血管・筋肉の成長の促進」といった役割がある。

 薬剤入りのゲルは羊水にも似ており、瘢痕組織が手足の再生を邪魔しないよう傷口に働きかけるのだという。

 このバイオドームで24時間切断面を覆ったところ、傷口を塞ごうとする治癒プロセスが抑制され、その代わりに再生プロセスが活発になった。

 その後18ヶ月にわたる再生プロセスで、カエルの手足をほぼ元通りに再生することに成功した。

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カエルの手足切断後18ヶ月の経過を比較したもの。5種の薬で処置したカエル(MDT)は、ほぼ完全な手足が再生された。一方、絹タンパク質のみのカエル(BD)と処置されなかったカエル(ND)は、先が尖ったものが生えてきた。 / image credit:Murugan, et. al., Science Advances 2022

 再生した手足には、元々の手足と同じような骨構造があり、神経細胞などの内部組織もある。また先端からは、数本のつま先も生えた(ただし骨はない)。
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