5種の薬剤カクテル療法でカエルの手足を完全に再生させることに成功。再生医療に光明 (3/4ページ)

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 きちんと動くし、外部からの刺激に対しても反応する。普通のカエルと同様に泳ぐことだってできる。・体を作る分子経路が活性化
 ほんの24時間処置するだけで、その後18ヶ月もの長きにわたって再生が続くのはなぜなのか?

 今回の研究では、バイオドームを被せてから数日後に、ある分子経路が活性化することが確かめられている。この経路は、通常なら発達中の胚が体を形作るために利用するものだ。

 論文の共著者マイケル・レビン教授によれば、もともと体に備わっていながら、使われなくなっている形成メカニズムを再始動させてやることがポイントなのだという。
大人になった動物でも、体を作り上げるための情報はまだ保持されています。

そこでこの戦略で主眼に置いているのは、複雑な成長を微調整するのではなく、もともと備わっているのに眠っている解剖学的パターン形成プログラムのスイッチを入れることです


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image credit:Slc8l / WIKI commons

・再生医療への道しるべ
 研究グループは以前、1種のみの薬でカエルの手足を再生することに成功している。だがこの時は、再生した手足は先が尖っており、きちんと機能する手足とは言い難かった。

 今回、5種の薬を組み合わせることで、ほぼ完全な手足を再生でき、機能した。今後、薬と成長因子の組み合わせをさらに検証することで、指・水かき・骨格・筋肉まで完璧にそろった手足を再生できるようになる可能性もあるとのことだ。

 このアプローチが人間や動物に適応できれば、再生医療技術が格段に向上すると期待されている。
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