イギリスが古代ローマ帝国に支配されていた時代の木彫りの像が排水溝から発見される (2/4ページ)
沼地や湿地帯に物や人間の生贄を捧げる行為は、ローマ征服以前の北ヨーロッパでは一般的なことだった。
「髪の毛や服などの細かい部分まで木に彫り込まれて、描かれた人物に生命が吹きこまれているのです」政府のHigh Speed 2(HS2)鉄道プロジェクトにかかわる考古学者、イアン・ウィリアムソンは言う。
HS2は、将来的にロンドンとマンチェスターをつなぐ、480キロ以上にわたる鉄道プロジェクトだ。
法律により、鉄道が通るルートの土地はすべて、工事に入る前にまず考古学者によって調査が行われなくてはならない。このプロジェクトが、新たな考古学的発見の大きな源になっている。
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Very rare Roman wooden figure discovered during HS2 work in Buckinghamshire・紀元1世紀頃の小立像
この小立像は、昨年7月、バッキンガムシア州トワイフォードの村近くで発見された。民間企業「Infra Archaeology」の考古学者が、Fusion JVのためにスリー・ブリッジミルという湿地近くで作業していたところ、泥の詰まったローマ時代の溝の中に腐った木片らしきものを発見したという。
その後の発掘調査により、一本の木から切り出された、高さ67センチ、横18センチの人型像であることが判明した。