お役所仕事がすぎる!平安時代、村上天皇の即位式で門が開かなかった理由とは? (3/4ページ)
「私どもは門の管理(主として警衛)が仕事であって、開閉については門部氏の管轄でしょう」
「管轄外です」いけしゃあしゃあと答える右衛門府の役人たち(イメージ)
……だったらさっき伴氏と佐伯氏が問われている間、然るべき担当者に門部氏の手配を要請すべきだったのでは……いや、その作業すらも管轄外と答えるのでしょう。
「畏れ多くも主上(おかみ。天皇陛下)に半開きの門をくぐれと申すか!」
「いえ。そうは申しませぬが、なればこそ然るべき者がきちんと仕事をすべきでは……」
「もういいっ!お前たちには頼まぬ!」
結局、誰が開けたのかはともかく門を開き、どうにかこうにか村上天皇の即位礼は執り行われたということです。
終わりに……とまぁ、一事が万事こんな調子だった平安京。天皇陛下の即位式でこの有様ですから、平素の業務や儀礼などはさぞやグダグダであったことでしょう。
でも、とかく前例(吉例)を重んじる朝廷のこと。