平安時代から始まった「歌合」のあれこれ。見られているのは歌だけじゃなかった (1/2ページ)
みなさんは、「歌合(うたあわせ)」という言葉を聞いたことがありますか?
ここで言う「歌」とは和歌・短歌のことで、「歌合」は歌を比べて優劣を争う遊びです。一見楽しそうに聞こえる歌合ですが、実は歌以外も見られていたポイントがあるなど、奥深い世界なんです。
そこで、今回の記事では、そんな歌合について、歴史や用語、代表的なものなどとともに詳しくご紹介したいと思います!
歌合っていったい何?いつから始まったの?歌合は、歌人を東西(左右)の2組に分けて、1対1で歌を詠み合い、その優劣を1番ごとに争う遊び・大会です。歌合の歴史は古く、平安時代から始まったと言われています。
初めは貴族たちの遊びでしたが、次第に和歌ついての知識なども争われ、歌の優劣が出世にも影響を与えたことから政治色も帯びて、気軽なものではなくなっていました。
評価されるポイントは単に歌の良しあしだけではなく、衣装や焚く香りなども含まれていたようです。
一番古い歌合は?有名な歌合は?
記録に残っている歌合のなかで、最も歴史が古いものは、仁和元年(885年)頃に在原業平が開催した「在民部郷家歌合(ざいみんぶのきょうゆきひらのいえのうたあわせ)」だと言われています。