幼い頃家を出ていった父親は、ずっと息子のことを思い続けていた。父とチョコレートの思い出

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幼い頃家を出ていった父親は、ずっと息子のことを思い続けていた。父とチョコレートの思い出
幼い頃家を出ていった父親は、ずっと息子のことを思い続けていた。父とチョコレートの思い出

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 ある男性が、ネット上で父親との思い出話を綴り、多くのユーザーらの心を揺り動かした。男性と父親の唯一の思い出はチョコレートだという。

 父親は、男性が幼い頃に家族を捨て家を出ていったが、折に触れ、子供だった男性にチョコレートを渡していたという。

 その後父親は再婚して疎遠になり、男性も大人になって家族を持ち、父親のことなど忘れかけていたころ、驚きの出来事が起きる。

 身なりの乏しい老人男性が突然男性の前に現れ、チョコレートの箱を渡して帰っていったのだ。その老人男性こそ父親だった。

 さらに箱の中をあけてびっくり。そこには父親のこれまでの想いがたっぷりと込められていたのだ。


・幼少期、父親に捨てられた男性と母親
 男性にとって父親の記憶はほとんどない。父親は、男性がまだ幼い時に家を出たため、父親のことをほとんど知らずに育ったのだ。

 男性が3歳の時、母親は実家に戻り祖母とおばが経営する小さな拉麺店で働き始めた。

 父がいないことについて、母親は何も語ろうとしなかった。ある日男性は、父親が死んだのなら、墓参りをしたいと母親に伝えると、「父親のことなど頭から追い払いなさい!」と厳しく言われたという。

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・子供だった男性にチョコレートを渡し続けた父親
 その後、母親は離婚するために父親と会った。男性にとってこの時初めて、父親の姿を知ることができた。

 その時、父親はまだ子供だった男性にチョコレートを差し出した。ささやかなプレゼントのつもりだったのだろう。それから、父親は、折に触れ男性にチョコレートを渡すようになった。

 だが母親は、「今後あの男から何か受け取ったら、あんたはもう私の息子じゃないからね!」と激しく叱った。

 男性は自分を必死で育ててくれている母親の気持ちが痛いほどよくわかった。母親のことを思うと、父親から何も受け取ることができなくなった。

 男性は成長するに従い、自分たち家族を捨てた父親を軽蔑し、怒りを感じるようになっていった。

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・父親が再婚し、疎遠となる
 その後、仕事のために別の都市へ引っ越した父親が、そこで知り合った女性と再婚したことを聞いた男性は、「もう父は自分と母のことなど、どうでもいいのだ」と悲しんだ。

 定期的に息子宛てに届けられていた父からの手紙は、次第に少なくなり、やがて途絶えた。

 父親に対するやるせない思いは男性の中で大きくなっていった。母親や親族は、父親の身勝手さについていつも文句を言っているのを聞いて育ってきたからだ。

 しかし、やがて月日が流れ、男性は大学を卒業し、就職。そして結婚し、子供が生まれた。母親とはずっと一緒に暮らしていた。今まで育ててくれた恩返しをしたいと男性は思っていたのだ。

 その頃には、父親のことを考えることもあまりなくなっていた。・突然現れた老人男性にチョコレートを手渡される
 そんなある日、仕事からの帰宅途中、男性は家の前に身なりの整っていない男性が立っていることに気付いた。

 近付くと、その老人男性はチョコレートの箱を手渡して来た。そして、「君は、小さい頃チョコレートが好きだった」と何度も言い、去って行った。

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・老人男性は父親だった。箱の中には大金が入った銀行の通帳が
 帰宅して、その出来事を母親に話し、チョコレートの箱を開けてみると、そこには100万ドル(約1億1400万円)が入った銀行の通帳があった。

 あの男性は、父親だったのだ。

 母親とともにそう確信した男性は涙した。父親は母と息子のことを忘れていたわけではなかったのだ。むしろずっと思い続けていたのだ。

 その後、そのお金は母親が病気になった時に止むを得ず、手術代に使ったが、それから数か月経って、男性は父親の現状を知ることになる。

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・病気で倒れた父親。認知症になっても息子のことだけは覚えていた
 ある日、父の再婚相手から電話がかかってきた。父が脳卒中で倒れたという。息子の名前を呼び続けていると聞かされた男性は、父の入院する病院を訪れた。

 父親の虚弱な姿を病室のベッドで見た時、男性は既に父親にたいしての嫌悪感が一切なくなっていることに気付いた。

 昏睡状態の父の傍で、男性は何日も一緒に過ごした。そしてついに父親は目を覚ました。

 男性に顔を向け、笑顔で「息子よ。お前にチョコレートをあげなきゃならんな」と笑顔を見せた。

 実は、この時既に父親は認知症を患っていたという。もう何年も、誰のことも認識できなかった父親が、息子のことだけはしっかりと覚えていたことに、周りの者は大きなショックを受けた。

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私はもう、私たちの元を去っていった父を責めたりしていません。何が起こったのか真実を話そうとしなかった母のことも、責めません。

父はまだ容態が思わしくないけれど、残りの時間を一緒に過ごして、失われた時間を埋めることができればと思っています。
References:An old man with dementia gave me a box of chocolates. After opening it, my mom and I were flabbergasted to see his life savings of over One Million Dollar in it - Good Times / written by Scarlet / edited by parumo


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