失われた大陸「バルカナトリア」を発見。約4000万年前に存在し、ヨーロッパの動物相に変化をもたらした (2/5ページ)

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 「グランド・クーピュア(大断絶)」と呼ばれるヨーロッパの動物大絶滅への「道筋をつけた」と、『Earth-Science Reviews』(2022年1月18日付)に掲載された研究では述べられている。

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上:4000万年前のバルカナトリア、下:現在のバルカナトリア / image credit:Alexis Licht, Gregoire Metais/CNRS・アジアから大量に哺乳類が流入
 化石の調査からは、ヨーロッパ固有種に致命的な圧力を与えたこの動乱の原因は、サイからハムスターまでの各種哺乳類がアジアから大量に流入したことであると推測されている。

 フランス、環境地球科学研究教育センター(CEREGE)の研究員で、ワシントン大学の客員助教でもあるアレクシス・リヒト氏を中心とする研究グループは、「いつ、どのようにしてアジアの哺乳類クレードがヨーロッパ南東部に進出したのか、あまり理解されていない」と論文で説明する。

 研究グループはこの謎を解明するべく、新しい化石を集めるとともに、中央ヨーロッパからコーカサス地方までの化石発掘地を包括的に再検討している。これについて、論文では次のように述べられている。
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