超音波で脳を刺激するだけで細胞を活性化させる方法を発見。手術いらずで難病の治療に光明 (2/3ページ)

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 このタンパク質は、有害な化合物に反応し、脳や心臓などのヒト細胞を活性化させることで知られていたものだ。

 その性質をさらに探るため、マウスの脳にTRPA1の遺伝子を移植してそこに超音波を照射してみると、TRA1遺伝子を移植した神経細胞だけが活性化することも観察されている。

 この研究は『Nature Communications』(2022年2月9日付)に掲載された。

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Progress for Sonogenetics a non-invasive way to treat brain disorders・手術しなくても脳深部刺激療法が行える
 今後ソノジェネティクスの研究が進めば、血液脳関門に阻まれることなく、パーキンソン病を治療できるようになるという。これが完成すれば、わざわざ外科手術でインプラントを移植する必要もなくなる。

 「この発見を将来の研究や臨床試験に役立てるため、具体的にTRPA1のどの部分が超音波に反応しているのか明らかにし、その感度を強化する方法などを見つけたいと考えています」と、共著者のコリーネ・リー=クブリ氏は説明する。

 ソノジェネティクスで脳細胞を活性化させれば、パーキンソン病と同じく体を不自由にしてしまう「てんかん」や「運動障害」のような病気も手術なしで治せる可能性があるとのこと。

 それだけなく、心臓の細胞を活性化することで、ペースメーカーとしても利用できると期待できるそうだ。
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