月の裏側で、謎めいた半透明のガラス玉を発見 (2/3ページ)

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 隕石が落下すると、それによって発生した膨大な熱が地殻を溶かし、大気中に飛散させる。すると溶けた物質が再び固まり、ガラスの粒子となって地上に降り注ぐのだ。

 だが、玉兎2号が発見したガラス玉はずっと大きく、直径15~25ミリもある。

 似たようなものは、アポロ16号のミッションでも見つかっている。それは40ミリものガラス玉で、クレーター付近で発見されたことから、隕石の衝突によって作られたと考えられている。

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image credit:(Xiao et al., Science Bulletin, 2022

・火山と隕石の両方が関係?
 今回の発見されたガラス球状粒子最大の特徴は、半透明で、ガラス質の光沢がある点だ。

 似たような光沢を持つガラス球はほかにも4つ発見されているが、半透明であるかどうかは確認されていない。

 これらのガラス玉は新しいクレーターの近くで発見された。このことは、隕石の衝突によって形成されただろうことを示唆している。

 だが、ほかにも可能性がある。以前からあったものが地中に潜り込み、隕石の衝突で地表に露出したとも考えられるのだ。

 中国、中山大学と中国科学院の研究グループによると、今回玉兎2号がカメラで撮影したものは、火山と隕石の両方が関係しているという。

 いくつかの要素を考慮すると、「斜長岩(アノーソサイト)」という火山性ガラスが隕石衝突の熱で溶けて、再び固まった可能性がもっとも高いのだそうだ。

 これについては論文は、「独特の形態、形状、現地の状況を総合すると、ガラス小球は斜長岩系衝撃ガラスと一致する」と説明する。
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