氷河期の氷河が地球の地殻を傾け、大洪水の流れに影響した可能性 (3/5ページ)
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チャネルド・スキャブランドの地図 image credit:USGS / WIKI commons
・氷河による地殻変動の激しさ
最後の氷河期、北アメリカの広い範囲が氷におおわれていた。それはおよそ2万年前に解けはじめ、1万8000年前から1万5500年前に「氷河湖決壊洪水」である、「ミズーラ大洪水」が起きたと考えられている。
氷河湖決壊洪水は、氷河や端堆石(エンドモレーン)のダムに支えられた氷河湖が決壊することによって起こる洪水のことだ。
このとき、コーディリア山脈の氷の塊がダムとなって、クラーク・フォーク渓谷で水を堰き止めていた。こうして形成されたのが「ミズーラ氷河湖」だ。
だが、いくつかの要因が重なったことで、ダムが決壊し、ついには最初の氷河期大洪水が発生した。
水が大量に流れ出ると、再び氷のダムが形成され、またも水が溜まり始める。こうしたプロセスは、その後数千年の間に何度も起きた可能性が高い。
この時期、氷床の拡大と収縮による地殻の変化は、周辺の高さを数百メートルも変えただろうと考えられている。