近畿大学がチョウザメのメス化に成功。大豆イソフラボンの飼料で安全で効率的なキャビア生産が可能に (2/3ページ)

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現在国際的に取引されるコチョウザメの大部分は養殖されたものである。

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・大豆イソフラボンの飼料で全メス化に成功
 チョウザメは、メスとオスが1:1の割合で生まれるため、養殖におけるキャビアの生産効率の悪さが課題となっている。

 そこで、近畿大学水産研究所新宮実験場では、メスの単性養殖のための技術開発を目的として、コチョウザメを安全にメス化させる研究を行った。

 研究グループは、人工孵化2カ月後のコチョウザメを25匹ずつ、5つのグループに分け、その3つに女性ホルモンに作用する、大豆イソフラボンの一種「ゲニステイン」の配合量を変え、180日間与えた。その後70日間はゲニステインを含まない一般的な配合飼料を経口投与した。

 1つのグループには180日間、女性ホルモン1μg/gを含む飼料を与えあと、70日間一般的配合飼料、残る1つのグループには250日間、一般的な飼料を経口投与した。

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1μg/g マイクログラムパーグラム 1μgは百万分の1g / image credit:近畿大学水産研究所

 その後、5つのグループからサンプルを抽出して調査したところ、ゲニステイン含有量1000μg/gの飼料を与えたグループでは、全てのコチョウザメが遺伝的にはオスでありながら、卵巣を持つことが明らかとなった。

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