霜降り明星、ミキ、EXIT「お笑い第7世代」にベテランの大逆襲?人気芸人のMC番組が「軒並み不調」の意外なワケ
「お試し期間が終了。そのままご愛用、ではなく続々と“返品”されている状況。現在の“お笑い第7世代”をたとえると、そんな感じでしょうね」(放送作家)
2018年の『M -1グランプリ』で優勝した霜降り明星を筆頭にした「第7世代」の勢いに、急ブレーキがかかっている。
エース格の霜降り明星は、メインMCを務める『オトラクション』(TBS系)が3月で終了。『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)も、昨年10月から深夜の3時スタートに繰り下がっている。
「『第7キングダム』(日本テレビ系)など、第7世代をメインに据えた番組が次々に誕生したが、いずれも短命に終わりました。霜降り、ミキ、EXITと人気コンビをそろえた『霜降りミキXIT』(TBS系)も視聴率低迷で存続の危機です。ここ数年、露出が多かった四千頭身やハナコらも、番組出演本数がめっきり減っています」(前同)
芸能評論家の三杉武氏は、こう指摘をする。
「若者たちはスマホ、ネット、SNSに流れて、ほとんどテレビを見なくなっています。視聴者のメイン世代が中高年という現実は、若く新しい感覚を持つ第7世代の彼らには、厳しかったのかもしれません」
その第7世代に代わり、ここにきて腕に覚えのある実力派ベテラン芸人3組が存在感を増しているという。
前述の『オトラクション』の後番組には、サンドウィッチマンがMCを務める動物番組『ZOO -1グランプリ』がスタート。
「同様に、くりぃむしちゅーは『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)が30分から1時間番組に。加えて、上田晋也がMCを務める『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)も始まります。局は若者視聴者への色気で第7世代を起用したが、ノリと勢いだけでは番組は回せなかった。きちんと仕切れるベテランへの回帰が顕著です」(女性誌記者)
第7世代は生き残れるか? この続きは3月14日発売の『週刊大衆』3月28・4月4日号で。