お釈迦様の誕生日(4月8日)を祝う灌仏会(別名お花まつり)とは (2/2ページ)
お花まつりでは、お釈迦さま誕生のルンビニの花園をイメージした花々に彩られた花御堂(お花まつり名称の由来)の中にお釈迦さまの像を用意するが、この像は誕生時の姿を表現しているため小さな像を用意する。灌仏会の「灌」は注ぐという意味であり、生誕時にお釈迦さまの頭上に注がれた清らかな水を表現して、甘茶を像に注ぐ。ここで欠かせない甘茶は、ユキノシタ科の植物「アマチャ」の若葉を煎じて作られ、無病息災の効果がある。参加者に甘茶が配られる寺院もある。また、花まつりは赤ちゃんの健康を願うお祭りでもあり、甘茶で赤ちゃんの頭をこすると元気に育つと言われている。そして、お花まつりで稚児行列を行うところもある。白い象に乗せた花御堂を引いて子供たちが練り歩くのであるが、この白い象は上述した、妃マーヤーが見た夢に現れた象をイメージしている。
■お花まつりを通し今の世界に伝えたいこと
お花まつりは、お釈迦さまの誕生を祝う行事であるが、再度お釈迦さま誕生エピソードについても知るいい機会ではないだろうか。そうすることで、お釈迦さまが人間に伝えたかった「天上天下唯我独尊」の本当の意味を知ることができる。人種や性別、地位、そんなことは関係ない、人間は平等であり尊い存在である。ひとりひとりの命は、唯一の尊いものであり、他者に侵されてはいけないものである。今一度、お互い尊重し合い、その命を守るべきであると教えてくださっているのである。