お釈迦様の誕生日(4月8日)を祝う灌仏会(別名お花まつり)とは (1/2ページ)
毎年12月25日にキリストの誕生日を祝うクリスマスがあるように、仏教でも毎年4月8日にお釈迦様の誕生日を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」がある。お花まつりと呼ばれ親しまれている。お花まつりでは、どのような事をするのか、改めてお釈迦さま誕生についても調べてみた。
■お母さんの右脇から生まれたお釈迦様
約2500年前、ヒマラヤ山脈の麓にシャカ族という部族が住んでいた。お釈迦さまはその部族の王と妃の間に生まれた子である。ある時、妃であるマーヤーは、白い像が現れて自身の右脇に入る夢を見た。その白い像は、鼻に白い蓮の花をつけていたそうだ。目覚めた妃は、身籠っていることに気づく。現在のネパール南部にある小さな村ルンビニは、お釈迦さまの生誕地の地であるとされる。当時、出産を間際のマーヤーは、たくさんの花と鳥たちに囲まれた美しいルンビニの地にいた。ふと、そこに咲いていた花を取るため右手を挙げたところ、右脇が光出し、天女が舞い降りた。そして、右脇から男の子が生まれたという。そして、龍が現れ、お釈迦さまの頭に清らかな水を灌ぎ祝福したという。
■お釈迦さまの誕生エピソード「天上天下唯我独尊」
お釈迦さまの誕生エピソードで有名なのは、生まれた直後に7歩歩き、右手で天を、左手で地面を指さしながら「天上天下唯我独尊」と言われた事であろう。現在、この言葉は「この世で一番尊いのは、私一人だけだ」という意味で使用されているが、本当にそう思ってお釈迦さまが言ったのか。いや、そうではない。
「天上天下」は天の上にも、天の下にもということで、この宇宙を指す。「唯我独尊」で指す、「我」はお釈迦様だけの事ではなく、「ただ我々人間が」であり、「独尊」は「たった一つ尊い目的」を意味する。つまり、「この宇宙には、ただ我々人間だけが成し遂げることのできるたった一つの尊い目的がある」という意味になる。お釈迦さまは、この言葉をもって、私達すべての人間の命は差別されることはなく、平等に尊いと伝えている。
■灌仏会(お花まつり)では何を行うのか
お釈迦さま誕生についてお話をしたところで、お花まつりでは何が行われるのか見ていこう。