ロシア・ウクライナ情勢の影響による原油とゴールドのボラティリティ及び取引量の推移 (5/6ページ)
原油に関しては、ボラティリティの変化と価格推移に若干のズレが生じていたが、ゴールドに関しては価格とボラティリティの推移がほぼ連動して推移している。
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原油とゴールドのボラティリティ推移が非常に似通っているが、同期間の価格推移に関しても高い相関関係が確認できた。2月24日から3月8日までのラインチャートを比較すると、3月2日から4日にかけて一時的に逆相関となった以外は、ほぼ完全な相関関係を見せていた。ボラティリティと価格推移の連動性を見ると、ウクライナ侵攻を受け、市場参加者に原油とゴールドに強い関心が持たれている可能性が高いと言えるだろう。
総評
2月24日のウクライナ侵攻を受け、2月末から3月初旬の相場はボラティリティ・価格推移・取引量のいずれも大きな変化を見せた。原油とゴールドは、いずれもボラティリティを伴い、連日の高値更新を見せている。しかしながら、ウクライナ侵攻に関するファンダメンタルズから市場に必ずしも一貫した投資家心理とは言えず、下落方向に大きくボラティリティが開くこともあった。引き続き不安材料を見極めつつ、リスクオン・リスクオフの市場切り替えを敏感に察知していきたい。