恋に落ちていることを示す12の徴候

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恋に落ちていることを示す12の徴候
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 恋と愛は似て非なるものがある。恋はきゅんしたり、ドキドキしたり、ジェットコースターのように心が揺れ動くが、愛は包み込んだり包んだりするブランケットのようなもの。

 なんてわかったような口をきいているが、ここ最近、愛を注ぐ対象は人外に集中しており、恋はめっきりご無沙汰だ。

 「恋に落ちた」感覚が遠い記憶過ぎて思い出せないので、ここでは専門家たちが科学的につきとめた「恋に落ちている」ことを示す12の徴候を見ていこう。きっと思い出せるかもしれないし、そうでもないのかもしれない。 

■ 恋に落ちた時の脳

 "恋に落ちる"ということはどういうことなのか?恋をしている人の脳は、ただ肉欲を感じているときの脳とはまったく違い、すでに良い仲になって長期の恋愛関係を築いている人の脳とも違うことがわかった。

 ラトガース大学の人類学者で、愛の生物学的基盤についての第一人者、ヘレン・フィッシャーが主導する研究によって、"恋の真っただ中にいる"ときの脳の特徴はかなりユニークで、そうではないときの脳とはっきりと区別できるということが明らかになった。

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■ 恋に落ちた時に見られる12の徴候

・1. その人だけが”特別”だと考える
 恋に落ちると、愛しいその相手は自分にとって特別の存在だと思い始める。この思いは、その人以外のほかの誰にも恋愛感情はいだけないという気持ちと対になっている。

 2017年の『Archives of Sexual Behavior』誌の論文によると、ただひとりの相手と結ばれるという感情は、脳内で中枢ドーパミン(注意や集中に関わる化学物質)のレベルが上昇することによってもたらされる。

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・2. 恋した相手の「良い面」だけ見える
 恋に落ちている人は、相手の良い面に集中的に目を向け、悪い面は見過ごす傾向がある。

 『Personality and Social Psychology』誌によると、人間関係においては、相手を理想化したほうがよりうまくいくことが多いという。

 恋をしている人は、相手を思い起こさせる些細な出来事や物にも注目し、その貴重な瞬間や対象物にふける。

 2013年の『Motivation and Emotion』誌に発表された研究によれば、恋愛中は、恋以外の情報はあまり目に入らなくなるという。

 こうした集中力は、中枢ドーパミンの上昇や、新たな刺激のもとで記憶力を高める化学物質、ノルエピネフリンの急上昇の結果だと考えられている。

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・3. 情緒不安定になる(薬物中毒に似た症状)
 よく言われるように、恋する者は感情的、生理学的に不安定になる。

 爽快感を感じる、幸福感に酔う、エネルギーがみなぎる、眠れなくなる、食欲が減退する、震えが止まらない、心臓がバクバクする、呼吸が浅くなるといった状態を繰り返し、ふたりの関係が少しでも損なわれると、不安やパニック、絶望感を感じる。

 2017年の『Philosophy, Psychiatry and Psychology』誌によると、こうした気分の揺れは、薬物中毒の状態とよく似ているという。

 恋愛中の人たちに、恋人の写真を見せると、依存症の人が薬物を摂取したときに活性化する脳の部位と同じ場所が反応した。

 恋愛は一種の中毒状態と同じで、これを奪われると、禁断症状や骨抜き状態になることもある。

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Photo by Ehimetalor Akhere Unuabona

・4. 逆境を共に体験すると恋愛感情が強くなる
 相手と一緒にある種の逆境を体験すると、恋愛感情が強くなる傾向にある。こうした反応は、中枢ドーパミンが関係している可能性がある。

 報酬感情が体験できないと、中脳領域でドーパミンを出すニューロンの生産性が高まることが、研究で明らかになっているからだ。・5. 侵入思考を引き起こす
 侵入思考とは、心を同様させ不安にさせる望まない非自発的で強迫的な思考やイメージ、考えのことだ。

 恋をしている人は、目覚めている時間の平均にして実に85%以上を、恋する相手のことを考えて過ごしているという。

 強迫行為に関連する脳内のセロトニンのレベルが低下することが、侵入思考を引き起こす可能性がある。

 2012年の『Psychophysiology』誌によると、恋愛中の男性は、そうでない男性よりもセロトニンのレベルが低く、女性の場合は逆だという。

 恋をしている人は男女共、目覚めている時間のおよそ65%を恋人のことを考えていることがわかっている。

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・6. 感情的な依存
 恋をしている人は、所有欲、嫉妬、拒否されることの恐怖、別れの不安など、相手に対する感情に依存する傾向を見せることがよくある。

 例えば、フィッシャーら研究グループは、振られた恋人や、振られてもまだ未練のある相手の写真を見た人の脳を、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で調べた。

 すると、コカインの渇望に関与する脳の帯状回のような前脳領域など、いくつかの脳の領域の活性化が見られた。

 コカイン中毒に関わる領域の活性化は、愛を拒絶されることに関わる強迫的行動を説明するのに役立つかもしれないと、研究者らは2010年に『Journal ofNeurophysiology』誌に書いている。・7. 将来一緒になることを夢見る
 恋する人と感情的につながりたい、もっと近づきたい、将来一緒になることを夢みる、こうした感情は、恋する者の典型的な兆候でもある。

 ハーバード大学の論文によると、セロトニンのレベルが正常値に戻り始めると、ホルモンのオキシトシンが増える。この神経伝達物質は、より真剣な関係を築くための行為に関連している。

 ニューヨークのアルベルト・アインシュタイン医学校の神経科学者ルーシー・ブラウンは、オキシトシンが相手と一緒にいたいという気持ちを推進するが、これは、私たちが生きていくために不可欠な水などを求める気持ちと同じようなものだと言っている。

 ブラウンの研究によると、愛する人の顔を見て愛おしいと思うとき、意欲、報酬認識、多幸感の基盤となる原始的な神経システムが、ほとんどの人の頭の中で活性化していることがfMRIでわかったという。
このため、ロマンチックな恋愛感情は、飢えや渇きを感じるような生存システムと同じようなものとして扱われます。

恋愛は人間の生殖戦略の一部だととらえています。恋愛は私たちが生き残るために必要な、子孫を作るペアの相手とつながるのに役立つからです。

私たちは愛の魔法を体験し、相手に向かって突き進むように作られたのです


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・8. 共感する気持ちが高まる
 恋をしている人は、愛する相手へに強く感情移入するものだ。相手の痛みもあたかも自分のことのように感じ、相手のためにはどんな犠牲も厭わないとさえ思う。

 フィッシャーの研究で、恋愛をしている人の脳の活動に重要なパターンがあるのが発見された。共感に関わるミラーニューロンが、長期に恋愛関係を築いている人ほど、より活発化しているという。・9. 興味を連携させる
 恋をすると、日常の優先順位を並べ変えて、恋する相手に合わせようとする。相手と同じようにしようとする人もいれば、自分とまるで正反対の、少なくとも脳化学的に対極にあるような対象に惹きつけられる人もいるという。

 例えば、フィッシャーの研究から、いわゆるテストステロン優位の性格(非常に分析的、好戦的、感情を表わさない)の人は、女性ホルモン、エストロゲンや愛情ホルモンと呼ばれる、オキシトシンのレベルが高い正反対の人に引き寄せられることも多いことがわかった。

 エストロゲン・オキシトシン優位の人は、共感性、いたわり、信頼性、社会性があり、内省的で、意味や主体性を探し求める傾向がある。

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・10. 相手に対しての強い愛着、独占欲
 恋にどっぷりつかっている人は、相手に対して性的欲望が強いが、感情的な強い結びつきも感じている。

 性行為への強い欲求は、性的に相手を独占したい欲望と結びついていて、パートナーの誠実さを疑うとき、相当な嫉妬を感じる。

 性行為のとき、オキシトシンが分泌されるが、このホルモンは社会的な結びつきや信頼を育む。

 こうした愛着は、愛する相手を独占して、ほかの求婚者を締め出すよう仕向けることで、妊娠するまでふたりが邪魔されないことを確実にするように進化してきたと考えられている。

 これは、生物学的に必要なこととしての進化で、恋愛関係にある人たちが、決まった相手と交わるエネルギーを集中させることを可能にした。

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・11. 感情的にひとつになることを求める
 肉体的にひとつになりたいという欲望は、愛し合う人たちにとって重要だが、その前に感情的に結びつくことのほうが大切だ。

 恋愛をしている人たちの64%(男女とも同じ)が、セックスは恋愛におけるもっとも重要な要素だという考えに反対している。

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・12. 感情を抑えられない
 恋をしていると、その情熱が暴走して抑え切れなくなるとよく言われる。

 心理学者の故ドロシー・テノフは、1979年の自著のために、コネチカットに住む400人の男女に、恋愛についての200の質問に答えてもらった。

 多くが、憑りつかれたかのような恋愛感情は理性ではどうしようもなく、いやおうなしにわきあがってくるもので、どうすることもできないと表現した。

 被験者のひとりで、50代前半の事業経営者は、自身の社内恋愛についてこう書いている。
エミリーに対する私の好意は、一種の生物学的、本能的な行動で、自発的、論理的な制御はできないと分析している。

その感情は勝手に私に指図する。必死で反論し、その影響を最小限にしようとし、(例えば性行為に)意識の矛先を変え、否定し、楽しみ、いや、彼女を反応させようとする。

たとえ、エミリーと私が共に人生を歩む可能性がまったくないことがわかっていても、彼女のことを考えると、憑りつかれたようになってしまう
■ いつかそのときめきは失われていく

 残念ながら、恋は一生続くわけではない。心理学者は、始めの多幸感は3年以上は続かないと言っている。

 心理学者が「慣れ合い」と呼ぶ長期的な共依存関係に発展するか、または消滅し、関係が解消されるかどちらかで、長続きしない状態になる。

 例えば、長距離恋愛など、物理的・社会的障害があって、互いにしょっちゅう会うことができない場合は、一般的に"恋する"期間は長く続く。

References:12 scientifically proven signs you’re in love | Live Science / written by konohazuku / edited by parumo


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