24億匹の遺伝子組み換えされたオスの蚊が放出予定。危険な伝染病を食い止める切り札となるか? (4/5ページ)

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 また野生種と区別できるよう、遺伝子組み替え蚊には遺伝的マーカーが組み込まれ、実験中は定期的にモニタリングされる。

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photo by Pixabay

・予期せぬ影響を懸念する反対意見も
 こうした実験には反対意見もある。そうした人たちは予期しない影響を懸念しており、実験が不透明であるとも批判する。

 「実際にやってみるまで、科学は不完全なものです」と、国際環境保護団体「Friends of the Earth」のダナ・パールズ氏は語る。カリフォルニア州もフロリダ州も実験的なバイオテクノロジーでリスクを負うべきではないと主張する。

 フロリダで行われた実験のデータは公開されておらず、それが成功したのかどうか評価することが難しいという。

 今回のプロジェクトに対しては、環境保護庁に1万3000もの反対意見が寄せられた。
科学に100%はありません。オキシテック社の実験は順調で、遺伝子組み替え蚊がずっと生き続けることはないと説明されていますが、それを確認する方法はありません
 反対派は、テトラサイクリンの解毒効果も指摘する。テトラサイクリンは農業に使われる抗生物質で、水路などでも検出されている。

 これが遺伝子組み換え蚊に解毒薬として作用し、再びメスが産まれるようになる可能性があるのだ。そうなれば野生種との雑種が生まれ、事態がさらに悪化するのではとの懸念もある。

 「だから透明性が必要なのです。バイアスのない第三者による審査、透明性、国民の参加が必要です」と、パールズ氏は話す。
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