キノコは会話する。50の「単語」を使用して相互に電気シグナルを送っている (1/4ページ)
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森の落ち葉に埋もれていたり、木々から顔を覗かせたりするキノコは、物静かな印象があるが、新たな研究によれば、積極的に会話している可能性があるという。
キノコが送信しているらしき電気シグナルを数理分析したところ、人間の会話に似たパターンが発見されたという。
西イングランド大学のアンドリュー・アダマツキー教授は、研究対象となった菌類ネットワークが発する最大50種類の「単語」や「文」などのキノコ語を発見した。
・キノコの電気活動は言葉なのか?
これまでの研究によって、キノコ(正確には菌類だが、便宜上キノコと呼ぶ)が地下に張り巡らせた「菌糸」で、電気インパルスを伝えていることならすでに知られていた。そして、それは人間の神経細胞が情報を伝える方法にも似ていたのだ。
菌糸が木に触れると、電気インパルスの発火頻度まで増加する。こうした様子は、まるでキノコが電気的な「言葉」を通じて、離れたところにある自分の体(あるいは木などのパートナー)に食べ物や怪我についての情報を伝えているようだという。
こうした電気活動は、本当に人間で言う言葉なのだろうか?
西イングランド大学ブリストル校のコンピュータ科学者、アンドリュー・アダマツキー教授は、これを確かめるために、キノコの電気シグナルパターンを分析することにした。
対象となったのは4種のキノコ(エノキ・スエヒロタケ・ツキヨタケ・サナギタケ)。彼はその菌糸体(菌糸の集合)に電極を差し込んでみた。