「自分を受け入れて、わがままになって」 女性経営者から頑張りすぎる女性へのメッセージ (2/4ページ)
ヘルスリテラシーの研究をしていて、まだまだ日本はジェンダーギャップが高い状況にあり、これにより女性特有の月経や更年期の不調といった健康課題も周囲に言いにくいとか、我慢してしまうところがあって、女性自身も症状を抑えて見ぬふりをしているところがあることに気づきました。
そんな頑張りすぎている女性に対して、自分を大切する力である「自分力」を高めていこうとメッセージを送りたい。ご自身を大事にしてくださいとこの本を通してお伝えしたいんですね。
――「自分を大切にしてほしい」というメッセージはとても印象的です。具体的にどういう風に行動をしてほしい、考え方を変えて欲しいと考えていますか?
北:研究の中でたくさんの女性にインタビューさせていただいたのですが、非常に印象的だったのが「良い女性でなくてはいけない」「良い奥さんにならないといけない」「子どもを産まないといけない」といった、社会から期待されている女性像になろうとして、苦しんでいる方が多かったということなんです。
でも、子どもを産むかどうかは選択肢の一つですし、女性だって料理ができなくてもいいし、おしとやかでなくてもいい。世間が要請する女性像ではなく、自分自身を受け入れて認めることが大事だと感じます。また、更年期の方ですと、若くなくなる自分を受け入れられないというおっしゃる方も多くて、やはり自分を受け入れて、わがままになってもいいのではないかと思うんです。
――「女性らしさ」を要請するような社会の空気はいまだに根強いわけですね。
北:そう思いますね。多様性と言われるようになってきましたが、とても根強く残っています。私の娘は今、3歳なのですが、いつの間にか女の子は可愛い、男の子は格好いい、ということがインプットされていて、驚くくらいジェンダー意識が頭に入っています。
私の娘は早くから保育園に入れているので、周囲の大人であったり、あとは祖母ともよく話すので、そういうところから少しずつインプットされているのかなと。