家庭で実践できる「子どもの思考力」を育む子育て (2/4ページ)

新刊JP

普段の生活の中で子どもと会話する時の言葉の選び方や考え方の部分がメインになっています。

私自身共働きであまり時間がないなかで子育てをしていますので、子育ての大変さはよく理解しています。もちろん共働きでなくても子育ての苦労は同じように感じていると思います。

忙しいなかでできたちょっとした時間に何をすればいいか、何を教えればいいかということがわからないという親御さんは多いと思います。学校を離れた家庭での時間をどのように過ごせばいいのかと悩んだ末に「わからないから勉強を見てあげようか」となりやすい。その延長で「とにかく勉強すればいい」「いい中学校、いい高校に入れたい」となっていく。

もちろん勉強を教えることはいいことですが、「その場限り」の教え方をしてしまうと、長い目で見たときに逆効果になることがよくあるんです。

――受験だけクリアできればいいという教え方をしてしまう、ということですか?

鬼木:それもそうですが、具体的には「答えを早く求めさせる教え方」をしてしまいやすいんです。「この問題はこういうパターンで解けばいい」というような「コツ」を教え込んでしまう。その結果、問題の本質がわからないまま、解き方だけを覚えることになります。これだとやっている方も面白くないですし、何より次に繋がらないんです。

――考える力を育てるのではなく、ノウハウを教えてしまうということですね。

鬼木:おっしゃる通りです。学習塾なども、問題をひたすら解かせるというような教え方ではなく、考え方に注目した教え方に変わってきてはいますが、まだノウハウを重視する傾向は変わりません。

「この問題はこのパターンだからこう解く」という教え方をしてしまうと、そのパターンの中にあるものは解けますが、パターンから外れるとまるで解けない。そして、社会に出るとパターン通りに解決できる問題なんて少ないじゃないですか。

――子育て関係の本の文庫化というのはあまり聞いたことがありません。

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