女性天皇をたぶらかした悪僧・弓削道鏡。「日本三大悪人」のひとりとされた彼の悪評は捏造!? (3/5ページ)
そして彼が受けた神託は「天の日継は必ず帝の氏を継がしめむ。無道の人は宜しく早く掃い除くべし」というものでした。つまり、「天皇は皇族の血筋を持つ者が継いでゆくべきで、道鏡のような奴は一刻も早く追放せよ」というのです。
今の時代から見れば、当時の神託とやらはずいぶんいい加減だったんだな……という感じですが、ともあれこの神託により、道鏡が天皇になるという事態は避けられました。
これに怒った称徳天皇は、和気清麻呂に「別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)」という屈辱的な名前を与えて流罪にしてしまいます。
女帝・称徳天皇が和気清麻呂に下した「穢麻呂(きたなまろ)」という汚そうな名前への強制改名の刑罰また、道鏡自身も和気清麻呂を暗殺しようと試みますが、突然雷や雨によって失敗に終わりました。
この事件の翌年に称徳天皇は病で崩御。同時に、道鏡の権威も失墜します。
