武将は首級で競い合う!?戦国時代、徳川家康に仕えて武功を競い合った松平康安&山田正勝のエピソード (3/4ページ)

Japaaan

彦右衛門は二人の接近に気づき、兵の損耗を避けようと有利な場所まで後退しようと考えていたようです。

兵をまとめて後退する彦右衛門(イメージ)

「あやつらは、そなたたちで敵う相手ではない。匹夫の勇に逸って無駄死にするでないぞ」

山中での機動力を確保するため、馬に乗って来なかった二人。このままでは逃げられてしまいます。

「おい、善四郎」

「何じゃ」

「わしがヤツの注意を引きつけるから、お主が背後から討ち取れ」

二人がかりで、しかも不意討ちなんて……と思うかも知れませんが、ここは戦さ場ですから、勝つことこそ肝要というもの。

「相分かった」

さっそく平一郎は前から、善四郎は背後から彦右衛門を挟み撃ちに。

「喰らえ!」

善四郎が繰り出した渾身の一撃は、わずかに逸れて彦右衛門が背中に差していた旗指物を切り落とします。

「あっ、逃げるな卑怯者!」

どの口が吐(ぬ)かすか……体勢を立て直した彦右衛門は駿馬を駆ってたちまち窮地を脱出。二人は必死に追いすがるも、ついに取り逃がしてしまいました。

「武将は首級で競い合う!?戦国時代、徳川家康に仕えて武功を競い合った松平康安&山田正勝のエピソード」のページです。デイリーニュースオンラインは、松平康安朝比奈眞直山田正勝戦国武将戦国時代カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る