武将は首級で競い合う!?戦国時代、徳川家康に仕えて武功を競い合った松平康安&山田正勝のエピソード (4/4ページ)
「お主の失点じゃぞ」
「……面目ない」
逃がした魚は大きく、今回の合戦ではこれ以上のチャンスには恵まれなかったようです。
終わりに・ライバル対決の結果は?「康安山田正勝とともに足軽となりて先をかけければ、武田がた朝比奈彦右衛門眞直これを見て、歩卒をうたせじとひきまとゐ山にそひて退く。眞直はきこふる勇士にして而も駿馬に乗りしかば、正勝と相はかり、正勝前をさへぎり、康安うしろよりかゝりて眞直が指物をきりおとす。然れども馬つよく主剛なるゆへ、遂にのがれさる」
※『寛政重修諸家譜』巻第二十六より
以上、松平善四郎康安と山田平一郎正勝の対決?を紹介して来ました。
長篠の合戦では善四郎の勝ち、遠目坂の合戦では善四郎の失点……ということでプラマイゼロ。今回の勝負?は引き分けとなったようです。
※『寛政重修諸家譜』を読む限り、二人の対決シーンは他にないので……。
二人はその後も大いに活躍するのですが、その辺りはまたの機会に紹介できればと思います。
現代に生きる私たちも、よきライバルと切磋琢磨できるよう心がけたいものですね。
※参考文献:
中塚栄次郎『寛政重脩諸家譜 第一輯』國民圖書、1922年12月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan