女性特有の体調不良 職場内で相談しやすくするために必要なことは? (3/4ページ)
あとはタンパク質、ビタミンB6やビタミンD、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルといった栄養素を意識して摂取することで改善する方、ストレスを減らすことで効果がある方、これらを組み合わせるといい方もいるので、ぜひご自身でいろいろ試してみていただきたいです。
ただ、本当につらいと毎回感じているのであれば、婦人科に相談してみることも大切です。お薬で対処できることもありますから。
――個人での対処法をお聞きしましたが、やはり会社側の体制としても、スタッフの体調が悪いときには休めるようにするということが大切ではないかと思います。本書でも「月経によるパフォーマンス低下を社会課題として捉える」と提案されていますが、北さんが実際に会社を経営されている中で、どんな取り組みが効果的だと思っていますか?
北:まずは調子が悪いときに、それを言えるような雰囲気をつくることですね。それができていれば、誰かが体調悪くなってもカバーし合える関係ができているはずですから、セットでそうした雰囲気づくりを進めていくことがまず一点。
後は制度設計ですが、生理休暇はほとんど使われていないのが現状です。だから、当事者が使いやすいような制度設計を企業側がしなければいけません。特に上司が男性であったり、男性が多いチームだと、休みたいと言えないという女性も多いと思います。ただ、それだといけないので、気を遣わずに生理休暇を取れるように設計していただくことが大事です。
また、話しやすい場をつくるという意味では、セミナーを男女の社員一緒受けてもらうという手もあります。お互い同じ知識と問題意識を持っている土壌を作れますし、セミナーの中なら「こんなにつらいんです」という話ができるという方もいらっしゃいます。
――なるほど。同じ知識と問題意識を持つことは大事だと思います。
北:そうなんですよね。そういう土壌が作れれば相談しやすい雰囲気につながるのではないかと思います。一方で男性上司が配慮をして月経中の女性の仕事を減らしたけれど、実は女性側はそれを望んでいなかったというミスマッチも起こり得ます。