長年の謎がついに解かれる。翼竜にはカラフルな羽毛が生えていたことが判明 (2/3ページ)
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トゥパンダクティルスのイラスト。トサカの下の部分に黒っぽい産毛と枝分かれした明るい色の羽毛が生えている / image credit:Credit: c Nicholls 2022 Copyright Bob Nicholls
「こんなものが見つかるとは予想外です」と、アイルランドの国立大学、ユニバーシティ・カレッジ・コークのオード・シンコッタ博士は話す。現代の鳥と同じく、その羽毛は先端から根元まではっきり枝分かれしていたそうだ。
翼竜に羽毛が生えていたかどうかについて長いこと議論されてきたが、今回の発見で決着がついたという。
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トサカの下部に生えていた羽毛 /Copyright Julio Lacerda・様々な色を作り出すメラニン色素を発見
更にこの羽毛には、驚くべき特徴があった。
残羽毛を電子顕微鏡で観察してみたところ、細胞小器官「メラノソーム」から顆粒状のメラニン色素が発見されたのだ。そうしたメラノソームは羽毛の種類によって形状が異なっていた。
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軟組織に残されていた様々なメラノソーム / image credit: Cincotta et al., doi: 10.1038/s41586-022-04622-3.
現代の鳥類の場合、羽の色はメラノソームの形状によって大きく左右される。